結局「DX」ってなに?~ DXを徹底解説! ~
2022.03.10
「DX」はIT業界ではもちろんのこと、テレビや新聞などでもよくクローズアップされている言葉だと思います。聞き慣れ始めた言葉ではありますが「DX」を説明してください!」と言われると、どうでしょうか?少し難しく感じますよね。これから「DX」について、基本的な意味をできるだけかみ砕いて説明していきます。
本記事を読むだけで「DX」についての理解を深め、その重要性に気づくことができるでしょう。そして今すぐに、「DXを始めなければ!」という気持ちになるかと思います。
DX(デジタルトランスフォーメーション)とは?
「DX」とは、Digital Transformation(デジタルトランスフォーメーション)の略称で、直訳すると「デジタルによる変革」という意味です。
企業がデジタル技術を活用することで業務プロセスが改善されることはもちろん、デジタル技術を駆使した製品が世の中に浸透することで、私たちの生活はより豊かで安全なものへと向上します。
例えばスマートフォンの登場により、人々の生活は大きく変わりました。いつでもどこでも連絡がとれるだけでなく、様々なアプリの登場により、新たな体験がもたらされたのです。このように、デジタル化が急速に進む現代ではデジタル技術は必要不可欠と言えるでしょう。新しい時代に企業が生き残るためには、DXと向き合うことは必須と考えられます。
「DX」を実現するための4段階のプロセス
DXについて理解したところで、次は実際にDXを実現するための「4段階のプロセス」についてご説明します。「DX」を実現するためには、4段階のプロセスがあります。
①「Digitization」
②「Digitalization」
③「Digital Twin」
この3段階のプロセスを経ることで、最後のプロセスである④「DX」が実現可能になります。
言葉だけでは、どのようなものなのか、想像しにくいですよね。
では、次に「地図」を例に挙げて、具体的に①~④のプロセスについて説明していきます。
01.Digitization(デジタイゼーション)
「Digitization(デジタイゼーション)」とは、一言でいうと “デジタル化” です。
携帯電話の「地図アプリ」は、みなさんも一度は使ったことがあると思います。元々は紙媒体だった地図をデジタル化することによって、スマホなどの画面で地図が見れるようになりました。これは実は立派な「Digitization」なのです。
02.Digitalization(デジタライゼーション)
「Digitilization(デジタライゼーション)」とは、デジタル化を活用することで“既存のビジネスモデルを変革し、新たな顧客体験を生み出すこと”です。
例として、地図のデジタル化によって生み出される新たな5つの顧客体験をご説明します。
- < 地図のデジタル化によって生まれる、新たな顧客体験 >
- ① 自分の位置情報が、リアルタイムで分かる
- ② 端末(スマホ)に地図の情報が入っているので、すぐに目的の場所を検索できる
- ③ 端末が小さいので持ち運びしやすい
- ④ 分厚い地図を持ち歩く必要がない
- ⑤ 離れた場所からのデータの取得が可能に。
どこにどんなお店があるのか、どんな建物があるのかがすぐに分かる
03.Digital Twin(デジタルツイン)
「Digital Twin(デジタルツイン)」とは”情報をデジタル化し、デジタル空間でリアルに再現したもの”を指します。IoTでクラウド上のサーバーにリアルタイムでデータを送信し、AIで分析・処理することで、現実世界に近いシミュレーションが可能となります。
収集したデータを分析し、現実世界に近いデジタル空間でシミュレーションすることで、デジタル化された地図の質をより高めることが可能です。
例えば、車で移動する際の渋滞情報、目的地までの最短ルートが知りたいなどのユーザーの課題を解決することも可能となりました。
04.DX(デジタルトランスフォーメーション)
「DX(Digital transformation:デジタルトランスフォーメーション)」とは直訳すると”デジタルによる変革”を意味します。
企業のデジタル化により生まれた製品は、私たちの生活をあらゆる面で豊かにします。
今までは大きな紙の地図を広げていたと思いますが、今はスマホ一つで目的の場所への最適なルートや電車の乗り換え、目的地までの距離・時間までも瞬時に検索できます。このようにDXには現実世界そのものを変えていく可能性があるのです。
DXとサステイナブル
ここまで、DXを実現するための4段階のプロセスを、「地図」を例に説明してきました。
さて、これでDX化を実現し、成功させることはできるのでしょうか?
残念ながら、そうではありません!
4段階のプロセスを踏まえた上で、さらに大切なことは「課題を把握」し、「解決策を見つける」過程を「くり返し」行うことです。
くり返し行うことで、「サステイナブル」つまり持続可能な活動が可能になります。
「解決して終わり」ではなく、
「どうやって持続させるか、継続させるか」がDXにおいて重要なのです!
ビジネスのDX化を実現するIoT Station
DXは社会の在り方を変え、ビジネスモデルまでも変革してきました。
DXについての理解を深めたことで、「今すぐDXを始めなければ!」という気持ちになったのではないでしょうか。では、どこから情報を集めて、どうやって始めたらよいのでしょうか?それを実現するのが「IoT Station」です!
IoT Stationはデータの収集をセンサーによって行い、収集したデータを可視化させるIoTプラットフォームです。収集したデータをIoT Stationで活用して、ビジネスのDX化を支援致します。業務効率の改善など、現場の課題解決のお手伝いをいたします。
また、様々な業種で活用できるため、新たなIoTビジネスの創造のご支援も可能です。お客様のご要望に合わせて、柔軟なご提案をさせていただきます。
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